
毎年、山形を彩る夏の大花火大会。県内有数の大イベントに成長したこの花火大会が始まったのは、1980年(昭和55年)42年前の夏のことでした。
8月14日夜7時半。記念すべき1発目の花火が打ちあげられると、会場の馬見ヶ崎川に駆け付けた超満員の観客からは一斉に拍手が沸き起こり、尺玉、スターマイン。
色とりどりの花火が、約1時間半咲き乱れ、総勢15万人とも言われたこの日の人出からは大きな掛け声が飛び交いました。
1999年(平成11年)の第20回大会では、須川河畔に会場を移し初めて行われ、周囲の安全が広く確保できるようになったお陰で、花火のサイズもより大きくなり、
構成も華やかに・・・。1100発だった花火の数も、2万発を数えるようになり、県内はもちろん、県外からも沢山の観覧客が詰めかけるようになりました。
2013年(平成25年)には、マスコットキャラクター「はなぽん」も誕生。
花火の円をモチーフに「山形を一つにしたい」という想いが込められた、一度見たら忘れられないキャラクターが大会を盛り上げてくれました。
2020年は、残念ながら新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいましたが、少しでも山形市民の皆様を元気づけようという山形大花火大会実行委員の想いから、
馬見ヶ崎川四か所でサプライズ花火の打ち上げを決行。あちこちで響く市民の皆さんの歓声が、私たち実行委員メンバーの胸を打つ感動的な時間となりました。
そして2023年、「蛍舞え」のテーマのもと山形大花火大会が開催されます。
YouTubeでのライブ配信、ドローンでの撮影など様々な工夫と努力を凝らした新しい花火大会。
時代を経てイベントの魅せ方も一つではなくなりました。自粛による倦怠感を吹き飛ばしてやろうという皆の想いが、2023年の花火大会には込められています。
そしてなんといっても、今年の会場は山形市の中心街。霞城公園というのも見逃せないポイント。
山形の城下町が花火で彩られる様子が全国に届けられます。山形にお住いの皆さんはもちろんの事、
山形を離れて生活されている皆さんで、新型コロナウイルスの影響で帰省を自粛している皆さんにも、大いに楽しんで頂けるものになるはずです。
当日は是非、密を避けて頂き、自宅のベランダから眺めて頂いたり、配信の動画を見ながら、ご家族でお楽しみ下さい。
離れている方ともネットで繋がりながら一緒の画面を見て盛り上がるのも、今の時代っぽくて良いかも知れませんね。
それでは皆さん。8月14日に、花火を通してお会いしましょう!
綺麗な花火に負けないくらい、私たちも大きな円を繋げていきましょう。